不動産担保ローンは、ビジネスローンなど他のタイプのローン商品に比べると、金利が低いというメリットを持っている商品です。それでも、さらに低い金利で借りることができれば助かるというのは、誰しも考えることです。上手に商品を選んでいけば、ただでさえ金利が低めの不動産担保ローンも、さらにお得に借りられるようになるのです。そのポイントをチェックして、賢く使いたいものです。

まず、不動産担保ローンの最大の特徴である、不動産を担保として提供するというのが大きなポイントとなります。金融機関としては、リスクの少ない人には金利を低めに貸し、確実に回収できるか不安な人には金利を高めに設定するという考え方があります。そのため、融資額に対してできるだけ評価額の高い不動産を担保とすることで、金利を下げることができます。

不動産担保ローンでは、一つの不動産に限らず、複数の不動産を担保にできますし、家族名義のものも使えるという特徴があります。さらに、会社によっては住宅だけでなく、底地や共有持分なども利用できるとしているところもありますので、最大限活用して担保を大きくすることができます。

もう一つのポイントは、資金用途に合ったプランを選ぶということです。不動産担保ローンと一口に言っても、用途制限のないフリーローンのようなものもあれば、不動産購入に限定された商品もあります。もし、不動産投資のために資金調達をしたいなど、使途がはっきりと決まっているのであれば、その用途に限定されている商品を探すと良いでしょう。その分、金融機関としてはリスクが少なくなりますので、金利を抑えることができるのです。

他にも、金利タイプを選ぶという方法もあります。ローンは変動金利と固定金利の二つがあって、商品によって違いがありますし、中には自分でどちらかを選べるという商品もあります。

全体的な傾向としては、変動金利の方がベースとなる金利が低く抑えられています。というのも、変動金利であれば時期によって変わる金利の流れに合わせることができて、リスクが減るというメリットが金融機関側にあるからです。

しかし、ここでの注意点としては、現在超低金利時代であること、これから金利が上昇した場合、ベース金利が高めでも固定金利の利率よりも上がってしまう可能性もあるということです。返済期間がかなり長いのであれば、変動金利の方が不安定さがあるということを念頭に置いて選ぶようにしましょう。

こうした商品や担保の条件以外にも、借りる本人ができることがあります。その一つが、担保となる不動産のアピールです。不動産の担保力は、ほとんどが評価額によって決まります。これは路面価格や建築年数など、表面的なデータによって大勢が決まります。

しかし、建物をリフォームした、かなり徹底的にクリーニングを行ったなどのアクションをアピールすることによって、不動産の価値を高めに見積もってもらえるようになります。さらに、建物の近くに最近商業施設ができたなどの情報も付け加えて担当者にアピールすることもできます。

また、本人の信用状況というのも大きく金利に関係するものです。信用度が高い人ほど金利が低く設定されるのです。そこで、できるだけ同じ金融機関を繰り返し使うようにすること、現在使っているローンの返済をきっちりと行い、返済に対して誠実であることを示すという基本的なことが重要になってきます。

金融機関としても、自分のところの商品を繰り返し使ってくれる、いわゆるお得意様であれば優遇措置を取ろうという気になりますし、実際にしっかりと返済をしてきた過去があれば、安心して融資ができると判断できるのです。